人事労務トピックス

協会けんぽの様式が変更になりました

◆新システムへの移行に伴う変更
5月末より協会けんぽの様式が一部新しくなりました。新しくなった主な様式は、次のとおりです。
・健康保険 傷病手当金支給申請書
・健康保険 出産手当金支給申請書
・健康保険 出産育児一時金支給申請書
・健康保険 出産育児一時金内払金支払依頼書・差額申請書
・健康保険 埋葬料(費)支給申請書
・健康保険 高額療養費支給申請書
・健康保険 療養費支給申請書(治療用装具)
・健康保険 療養費支給申請書(立替払等)
 変更内容は、主に数字を記入する欄(金額や年月日)がマス目になったところで、機械による読み取り精度を向上するためとのことです。新様式はすぐに使用することができます。また、これまでの様式も引き続き使用できるとのことです。

◆改元に伴う変更
また、改元に伴い、様式の該当部分が新元号の令和に改められています。変更前の様式も使用できますが、その際は「平成」を二重線で消し「令和」に直した上で使用してほしいと、協会けんぽでは案内しています。
なお、任意継続保険料や医療費の返納、および情報開示手数料等にかかる納付書について、改元前に発行された「平成」表記のものは、そのままでも有効に使えます。

◆デジタルファースト時代へ
一方、5月24日に、行政手続を原則として電子申請に統一するための法律(いわゆるデジタルファースト法)が成立しました。今後、社会保険関係の手続きやマイナンバーの利用などについて、関連する法律が変更され、詳細も順次公表されるものと思われますので要注目です。
時代の流れに伴い、手続きもどんどんと変わっていきます。しかし、電子申請の時代になっても、社員からの相談・問合せに一番初めに対応するのは人事労務担当者ですから、常に最新の情報に注意しておきたいですね。
【協会けんぽ関連ページ】
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g5/cat550/sb5020/010531
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g1/h31-4/20190416001

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高橋 邦名(たかはし くにかた)

(株)高橋賃金システム研究所 代表取締役/多摩労務管理事務所 代表。 社会保険労務士。賃金体系を専門に、労務管理制度の策定から定着、人材の開発・育成という従業員を活かす『活人コンサルティング』をテーマに活動し、人事から経営を支援する。セミナー講演多数。「『社長、やりましょう!』と社員が言いだす経営」(H&I)、「CSR時代のミッションマネジメント」(泉文堂)、「人を活かせば、企業はまだ伸びる」(鳥影社)他多数。

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