人事労務トピックス

「ビデオ会議に関する意識調査」~SB C&S株式会社調査より

◆調査概要
 SB C&S株式会社(以下「SB C&S」)が、新型コロナウイルス感染症の拡大によりテレワークを導入する企業の急増に伴い、仕事でビデオ会議を利用する機会がある人を対象に「ビデオ会議に関する意識調査」を実施し、その結果を公表しました。
・調査期間:2020年7月11日~13日
・調査対象:20~69歳の仕事でビデオ会議システムを利用する機会がある男女400名

◆調査内容&結果
■Q1 テレワークの導入により、影響を受けていると思う業務は?
1-「社内会議」(69.5%)、2-「社外会議」(49.8%)、3-「報告・相談」(37.8%)
 また、営業する機会や営業を受ける機会について、ともに7割以上の人が減ったと回答しています。
■Q2 ビデオ会議にはどのような利点があるか?
1-「移動時間や交通費が減る」(80.0%)、2-「無駄な会議が減る」(42.8%)、3-「会議室の確保が不要」(40.3%)
 対面会議と比較して、ビデオ会議のほうが時間が短縮されると感じる人は約4割で、その短縮時間の平均は23.2分という結果が出ています。
■Q3 ビデオ会議が主流になる一方で、対面での会議に変化はあったか?
1-「無駄な会議が減った」(45.0%)、2-「時間をより意識するようになった」(28.0%)、3-「事前の準備をしっかりするようになった」(19.5%)
 「特に変化はない」も24.5%ありましたが、全体的に効率的に時間を使えるといった意見が多いようです。
■Q4 対面会議とビデオ会議で重視することは何か?
対面会議 1-「相手の表情をよく見る」(42.5%)、2-「相手に伝わりやすい言葉を使う」(41.8%)、3-「言葉のバランスを気にする」(34.8%)
ビデオ会議 1-「相手に伝わりやすい言葉を使う」(41.3%)、2-「言葉のバランスを気にする」(35.0%)、3-「会議の議題や流れをしっかり検討する」(32.0%)
社内会議ではビデオ会議のほうが効率的だと思っている人が半数以上を占め、社外会議で営業をする場合に関しては対面会議のほうが効率的だと思っている人が約7割を占めている結果も出ています。
■Q5 テレワークの導入により、今後どのようなビジネススキルが重要になると思うか?
 1-「自身の意図を正確に伝えるコミュニケーション力」(58.5%)、2-「見やすく、わかりやすい資料作成力」(52.5%)、3-「会議の適切な設定、進行能力」(45.3%)
対面会議とビデオ会議では、長所と短所、重要視する内容がそれぞれ異なります。今後は、各々適する場面で使い分けることが主流になるでしょう。

【SB C&S「ビデオ会議に関する意識調査」プレスリリース】

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高橋 邦名(たかはし くにかた)

(株)高橋賃金システム研究所 代表取締役/多摩労務管理事務所 代表。 社会保険労務士。賃金体系を専門に、労務管理制度の策定から定着、人材の開発・育成という従業員を活かす『活人コンサルティング』をテーマに活動し、人事から経営を支援する。セミナー講演多数。「『社長、やりましょう!』と社員が言いだす経営」(H&I)、「CSR時代のミッションマネジメント」(泉文堂)、「人を活かせば、企業はまだ伸びる」(鳥影社)他多数。

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